
開催日:2007年4月16日〜19日
開催場所:ラスベガス・コンベンションセンター
(Las Vegas Convention Center)
2007年4月16日〜19日に渡って、世界最大の国際放送機器展「NAB2007」がネバダ州ラスべガスで行われた。
今年の展示会参加者は昨年の105,046人を超える、108,232人にのぼり、ノース、サウス、セントラルの3つのホールを埋め尽くした。
特に人気が高かったのは2フロアを有し、Apple, SONYなど人気のブースを抱えるサウス・ホールであった。また、その中でも最も注目を集めたブースは、安価で4Kが実現できるデジタルシネマカメラ RED ONEを送り出し、Appleとアライアンスを組んだ事で注目を浴びたRED Digital Cinema社のブースではないだろうか。
その人気ぶりは連日2時間以上並びブースの周りを人が取り囲んだ事からも伺うことが出来る。
日本からも数十社にも及ぶ企業が出展し、やはり世界トップクラスの技術力を持つ企業が多いためか、大いに賑わいを見せていた。
今年のトレンドをまとめると、「フルHDとその多様化」ということになるのではないだろうか。
世界的にHDは導入期を通り過ぎ、本格的な普及期に入ってきたため、各社とも、しのぎを削り研究・開発を進めている事が伺えた。
今後、全ての制作現場がフルHD対応になる日も近いと感じさせるショーであった。